
アトリエとサロンが同じだからこそ
Boutique Salon COCOの上にはアトリエを構えており、
その場で、帽子のシェープ・サイズ調整の対応をいたします。
デザイナーに直接オーダーの相談をして、
Hirata設立当時からの変わらぬオーダーを提供します。

サイズの調整
Boutique Salon COCOではその場でお客様に合ったヘッドサイズに調整いたします。
調整幅が広い場合は有料となりますが、お日にちを頂き帽子の修正を行う場合かお客様に合ったサイズに合わせサイズオーダーも承っております。

シェープ直し
Boutique Salon COCOではその場でお客様に合ったシェープ(シルエット)へ調整いたします。
ブリム(ツバ)の傾斜などを多少調整することでも印象がガラッと変わります。
商品やデザインによってご対応できない帽子もございますのでご了承くださいませ。

プレスクリーニング
有料にてHirataの商品に限り、形の崩れてしまった帽子やサイズリボン(帽子内側の額に当たるリボン)のクリーニング、交換も承っております。
※色やけ・シミなどの汚れ・帽子自体の劣化がひどいものなどご対応できないものございますので予めご了承くださいませ。

サイズオーダー
店頭やご用意のある帽子でお客様に合ったサイズに
一からお作りするサイズオーダーも承っております。
サイズオーダーは本体価格に+オーダー料金を頂いております。
変更の幅やデザイン・素材によっても金額・可能/不可能が異なりますのでスタッフへご相談ください。

カラーオーダー
素材のご用意があるものに限りますが、
形は同じまま同素材のお色変えも対応しております。
カラーオーダーは本体価格+オーダー料金を頂いております。
ご希望の場合はスタッフへご相談ください。

オートモード
お客様に合わせ型から全てをお作りする帽子オーダーの最高峰 オートモード。
まずは、お客様のご要望を伺いデザイン・素材などの打ち合わせを行います。
後日、トワールでフォルムの確認をして頂き型の最終製作に入ります。
お帽子の製作段階になりましたら、仮縫いを挟み
よりお客様に合ったお帽子へと修正を行い、仕上げ方の確認をいたします。
全ての工程を終え、ご納品となります。
お日にちの目安として1ヶ月半〜2ヶ月頂いております。
Hirataのモノ作り
Hirataのモノ作りは型の製作から始まり
厳選された素材から
一点一点職人の手の中から帽子が生み出されます。
このモノづくりの精神は1955年設立当初より
継承され進化しています。


型製作
Hirataの全てのモノづくりは型から始まります。
それは言葉通り、アトリエで創られたオリジナルの型(チップtip)から作る場合
もしくは、1960年代から蓄積されてきた1000を超える木型選びからです。
チップ(型)は、デザイナーのスケッチから形を出していく場合と
プーペ(トルソーの頭のみ)や木型にのせて形を出していく場合があります。
どちらも全ての工程がアトリエで行われることで、
デザイナーのイメージするシルエットを作り上げることができます。
このチップは現在では5000を超える数になりました。
その中には、平田暁夫や巨匠ジャンバルテ氏のチップもあります。
木型は設立当初から世界(フランス、イギリス、ドイツ、日本など)から集めてきた物です。
Hirata の木型は仕入れたままで使うことはなく全て形を削り修正し帽子として綺麗な形になるよう手を加えています。中には実際に木型職人と会いトワールから木型をオーダーしたものもあります。
(スティーブン・ジョーンズ、フィリップ・トレーシーも依頼しているフランスの木型職人)
Hirataの全ての帽子はこれらの型から、フェルト、ブレード、生地など様々なクリエーションが始まっています。

盛り込み(型入れ)
素材の特性を深く理解し、無理なく盛り込むことは美しいシルエットを保つことに欠かせません。
Hirataでは手で盛り込むことで素材と職人の手との対話でしかわからない素材に合った盛り込みで作ります。それにより頭を包み込むような被り心地などに繋がります。

ブレード
ストローハットに代表される夏素材の
ブレードは一本のテープ状の素材を縫い上げ形を作り上げます。
一点一点、型やデザインに合わせて縫い方を変えることで自由自在な形を縫い上げることが可能になります。
また、箇所によってノリの濃度を調整し最適な被り心地・シルエットを提供します。

縫製
素材の特性によって手加減で調整しながら縫製することで平面の生地が美しいシルエットの立体へと生まれ変わります。
また、日本人の頭の形に合わせた立体裁断のパターンは被り心地・綺麗なシルエットに深く紐づいています。

コサージュ
帽子だけではなく洋服につけることでアクセントになるコサージュ。
Hirataでは一点一点アトリエで染色し、
古くからフランスより伝わる抜き型や道具を駆使して、
花びら一枚一枚に表情をつけ
息を吹き込みます。
フランスの伝統的な作り方を基礎にHirataの想像力を加えアップデートしています。

染色
Hirataではアトリエで素材の染色も行います。
他では見ない色鮮やかな帽子などは長い時間をかけ丁寧に染色されたオリジナルの色となります。
全てを自分たちで作ることでHirataの揺るぎないクリエーションを支えます。

厳選された冬素材
冬素材の中でメインで使用している「フェルト」
様々な毛(ビーバー、カシミヤ、ウールなど)のフェルト帽体を扱ってきましたが、
今現在、製造されているフェルト帽体の中で最も帽子に適しているのが
「ラビットファーフェルト」です。
理由として
軽くしなやかで、保温性・除湿性に優れており
なんと言っても、丁寧に手でそわせて盛り込むことで型の形を記憶してくれることです。
これは被る方にも関係します、そいやすいという事は被る方にも馴染みやすいという事です。
本当にいい素材とは、作り手にも被る方にも優しく負荷をかけないものです。
また、ラビットファーフェルト帽体の中でもチェコ産が優れています。
昔からチェコ産のラビットファーフェルトは最高級と言われており、
様々な国のラビットファーフェルト帽体を試してきましたが、
チェコ産は
毛の縮絨率が密で、毛質のクオリティが良質で安定しており、発色のいい色バリエーションが豊富
という理由から「チェコ産 ラビットファーフェルト」をメインに使用しています。
Hirataではそこから更に選定をし
通常の帽体よりノリを半分の量にし(固くなることで盛り込みでもそいにくく、それは被る側へも不快感につながるまた、ノリによって素材の質感が損なわれる)
素材の質感、素材の厚み
に分け適した、形・デザインに合った帽体で盛り込みをおこなっております。
<デットストック>
Hirataのラビットファーフェルトには戦前ヨーロッパの王室の為に製造された特別なフェルトを初め、ヴィンテージ素材を数多く保有しております。

厳選された夏素材
Hirataでは春夏の帽子をご提案する際
「麻ブレード(マニラヘンプブレード)」をお薦めしております。
理由としては、
軽くしなやかさを保ち割れにくい、除湿性通気性が高く蒸れにくい
そして、様々な素材の中でも麻ブレードはカジュアルにもエレガントにも表現ができます。
これは、デザイナーの要望に答えやすい=お客様のご要望に応えられる。
ということになります。
また、Hirataの麻ブレードは
仕入れた原材料を日本で
・ハリツヤ(ツヤは光沢でなく繊維の良さを発しているもの)
・繊維の繊細さ
などの内容で選定し、そこから
希望の色を伝え、仕上がった色サンプルから選出し、その色を仕入れています。
通常は後染めの既製色しか手に入りませんが
Hirataでは先染めのオリジナルの麻ブレードで帽子を製作しています。
先染めで染める事により、原材料のまま染められ素材に余計な負荷を掛けずに染められます。
それは麻本来のしなやかさを保ちより品質の高いものへとなります。
染色後は織りの工程になりますが、
日本の織りの技術は高く、
折り目が細かく程よい間隔で均等です、そして何よりブレードのエッジラインが綺麗に織られており
このエッジラインが帽子として形になった時にエッジラインが綺麗に揃うことでよりクオリティを高めます。
この織る技術は世界で日本にしかない技術とクオリティです。